【著者】
筑波大学名誉教授 杉原一昭

【編者】
N−CABプロジェクト

●対象年齢:成人以上

●定価:セット価格
     
…本体38,000円+税
     記録用紙
      …本体3,000円+税

   


中高年から衰え始めるといわれる流動性認知能力を、年齢基準
に照らして、全体集団の中で客観的に測定・診断できる。


認知症等において、最も侵されやすい流動性認知能力の低下や
衰えの徴候などを、早期に発見・把握できる。


認知能力の中で、どの能力が優れ、どの能力が努力を要するの
かを診断し、それぞれのニーズやレベルに応じた訓練ができる。

 
特徴
 
         
     
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(1)認知能力のひとつである「流動性認知能力」を、簡便な方法(提示カードと積木)で測れる検査です。成人から高齢者までを対象としています。
(2)高齢になるとともに急速に衰える「流動性認知能力」の客観的レベルを年齢基準から知ることができます。
(3)認知症などにおいて、最も侵されやすい「流動性認知能力」低下の早期発見に役立ちます。認知症の予防にも効果的です。
(4)ゲーム感覚で楽しく認知能力を鍛えることができます。個人のレベルに応じて訓練でき、能力の伸びを実感できます。

 

 認知能力には「流動性認知能力」と「結晶性認知能力」の 2種類があります。日常の経験によって身につく能力は「結晶性認知能力」と呼ばれ、言葉を中心にした能力や、数にか かわる学習によって習得された能力がその代表的なものです。 それに対して、その場でとっさに判断しなければならないと きに使う能力が「流動性認知能力」と呼ばれています。
 「結晶性認知能力」は、いちど身につくと急激に消えるこ とはなく、年をとってもあまり衰えませんが、「流動性認知能力」は、ある年齢を過ぎると急激に衰えることがあります。

 

N−CABでは、上表の6尺度、4領域を評価点に換算することで、被検査者の流動性能力を数値として把握できるようになっています。また個人プロフィール表の尺度別、領域別プロフィールによって、当該年齢群における平均成績と比べて被検査者のどの尺度・領域が高いか低いかを視覚的に捉えることが出来ます。さらに総合評価として、5段階のパーセンタイル値に置き換えていますので、被検査者の年齢区分における流動性能力の水準・段階を知ることができます。

 以下に75歳の女性の事例で、「評価表」にどのような結果で表されるかを示しておきます。

 

 

 認知症と診断された20名(60〜90代)にN−CABを実施しました。
 処理速度、記憶力、空間把握力、推理能力のすべての領域において、一般人と比べると大きな正答率の差が見られました。反応スピードについても、同世代の一般人と比べ遅れが目立ちました。
 また、正答率の低さや反応スピードの遅れだけでなく、検査に対する反応や行動において特徴的な傾向が見られました。
 認知症は、早期発見・早期診断が非常に大切だといわれています。しかし、一般的に日常生活に支障がなければ認知症と診断されません。病初期のアルツハイマーや軽度認知障害の段階は、日常生活への支障が少ないため、認知機能の低下や衰退があってもなかなか早期に発見しにくいといわれています。
 今後、認知能力検査を通じて、軽微な段階で幅広く認知機能の障害や低下を発見していくことが望まれます。すべての認知機能が一様に低下するわけではなく、どの機能が保持され、どの機能が衰えるのかなど、多面的な関連性を研究していくことが期待されます。

 

 トレーニング・カードは、「積木」と「はめ板」を使って、「流動性認知能力」を刺激し、若々しい脳を保つことを目的に作成されました。指先を使いながら楽しく脳を刺激し、活性化することができます。
 トレーニング・カードは、T・U・Vの3種類から構成されています。
 TとUは、N−CABの検査と同じ構成、ほぼ同じ難易度設定になっています。Vは、応用的な問題で構成されています。
 T・U・Vは、A〜Fの6種類の下位検査から構成され、小問は、各23問、全部で69問です。検査者のニーズや被検査者のレベル、そして被検査者の得意・不得意、興味関心の有無など状況に応じて柔軟に活用してください。楽しく訓練しているうちに、その効果を実感できるはずです。

 

 
     

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