標準化について

標準化とは

弊社で発行されている心理検査・標準検査は、すべて「標準化」という手続きを経て作成されています。
「標準化」とは、問題作成後に全国からランダムにサンプリングを行い、その検査の結果を表すための基準をもとめ、よりよい内容が出題されているかや、測ろうとしている能力を適切に測れているかなどを調べる一連の手続きです。
弊社の心理検査・標準検査は、下記のような手順で「標準化」を行っています。


標準化の流れ

どの工程も重要ですが、特に問題作成、予備調査、問題検討の作業に力を入れています。妥当性を高めるためには、この点が第一と考えられるからです。
標準化には、大変な時間と費用がかかりますが、この工程によって「信頼性」と「妥当性」を備えた検査が作成されます。


信頼性と妥当性

信頼性とは、検査の一貫性や恒常性を意味しています。仮に同じ生徒が、同一の条件で何度その検査を実施しても、常に同じ結果を示すということです。

再検査法(二度実施して得点の安定性をみる。期間をあけて実施するなど)
折半法 (検査問題を半分にして、それぞれの得点結果の相関を求める)

妥当性とは、測定したい能力等をその検査が的確に測定しているか、ということです。結果の検証をして、正しく測定されていれば妥当性があるといえます。

内容的な妥当性(測定しようとしている心理的特性の内容を十分に含んでいるか)
予測的妥当性 (測定結果が将来の行動とどれだけ一致するか)
併存的妥当性 (何らかの信頼される基準との相関をみる方法)

信頼性と妥当性を備えた心理検査・標準検査によって、全国基準での客観的な評価が可能になります。

標準化されていないテストでは・・・

児童・生徒の状態を知るために、各学校や地域で独自に「学力テスト」や「アンケート調査」を作成しています。
これは、その学校や地域の子どもたちに合わせて、また、先生が学習指導された立場から問題を作っているので、その分野の状態は細かく判ります。しかし、他の地域の子どもとの比較や前年度の子どもとの比較、さらに、全国的な見地からどのような状態にあるのかを客観的に評価することはできません。
とくに学力テストの場合、標準化されていない学力テストは、難易度、正答率、得点平均、得点分布等の関係から前回実施した検査結果と今回実施した検査結果を比較することはできません。すなわち、その時点の評価であって、他の検査と比較することはできないということになります。